ようやく、ようやく、少し暇になりそうな予感が出てきました。
少し余裕が持てそうです。
私の周りに、子供の時に親が離婚して、母親に親権が渡り、しかし、その母親も育児放棄して、祖母に育てられた人がいます。
正直、そこそこグレてもいい環境といえる彼は、色々あったにしろ、なんとかギリギリ真っ直ぐ生きてきた苦労人です。
しかし、結婚資金がないながらも結婚して子供を授かり仕事を探している最中、当然というべきか心にはそれなり軋轢があったようで、精神的な病が発覚してしまったのです。
なので、仕事に就けずに、奥さんの仕事の収入などがメインになる格好となってしまいました。
それでも懸命に仕事を探しつつ、喧嘩はするも家族3人で生活をしていると聞いていたのです。
そんな中、5月の中頃に急に電話がかかってきて、「助けてください!」と。
なにがあったかというと、
5月の頭に急に子供と共に奥さんが家を出て行って実家に帰ってしまった、仕事がないと困るので、日雇いでバイトさせてくださいとのことでした。
仕方なく、一週間に1日バイトで来てもらうことにしました。
何故、そんなことに陥ってしまったのか。
おそらく、その生い立ちからか、非常に型にハマめる気質があるようでした。
つまり、確かにそうなんだけどという正論を振りかざす姿勢があるようで、おそらくそこら辺かなと思っていたのです。
しかし、本人曰く問題はどうやら向こうの親にあるようで、様々な嫌がらせをするようになってきました。
それから程なくして、モラハラとDVにより離婚しろと連絡が来たそうです。
何ら協議もなく、一方的だそうです。
これは誘拐では?とか、様々な憶測を呼びつつも彼は生活保護余儀なくされました。
引っ越しする中で、
「俺の結婚生活は何だったのか。何を守ろうとしてきたのか。」
など考えているようです。
おそらく、離婚に至った原因の一端は彼の正論を持ち出すところにあるかもしれませんが、こう言う話はどちらか一方の原因ということはないと思うのです。
最初の出会いも昔でいうテレクラを携帯で行うような、出会い系?みたいなところで、奥さんの元彼から恐喝のようなことをされていたところを、抜け出させてあげてから付き合うようになったと言っていたので、しっかりと中身で判断して自分と合っているか確認できてなかったのではないかと思ったりしています。
先日、ようやく離婚調停の通知が家庭裁判所から届いたようです。
ずっと、話し合いもできず、一方的に責められ続けた3ヶ月、この調停通知が来てからは、彼は戦うつもりのようです。
いずれにしても、これ以上彼に試練を与えるような出来事が起こらないように祈るのみです。
私はそんな彼を週一、バイトで呼ぶことしかできないけれど、少しでも彼を現実として多少助けられる自営業をやっていてよかったなと思う次第です。