ゲームをオンラインでやってた年上の男がいた。
いつも一緒にやって、たまーにゲームをしている途中で寝落ちしてしまうような、ゆるい感じ。
でも、楽しかった。
そんな男に彼女がとうとうできた。いや、付き合ったことがないわけではないが、結婚を望んでいた男になかなかその前段階の彼女が出来ない。
私も、彼女ができるように願ってきた。早く結婚した方がいい。と。
今でもそう思っている。本心は。
しかし、やはり、念願の彼女。
当然流されるわけだ。それは仕方ない。全然構わない。
ただ、超自分勝手だが、私とのオンラインゲームをする時間もなくなった。わかってる。超わがままなことは。
彼女ができたことを心の底から祝えない自分にも嫌気が差すわけだが、さらけ出すとそういう日本語になる。
私もゲームばかりが全てではないので、まあ、そのうち戻ってくるか。なんて思ったりしてる。
しかし、なんだろうか。この寂寥感は。
まったく人間というのは、困った生き物だ。