やはり人は褒められると頑張れるものだ。
私も御多分に漏れず。
ただ、歳を重ねる毎に褒められることは少なくなる。
だからこそ、なおのこと人に褒められると感情と理屈は反比例する。
私も毀誉褒貶の人に成り果ててしまったのか。
ほめられぬれば我が身損じるをもかへりみず
そしられぬる時は又我が身のやぶるるをもしらず
とあるように、やはり褒められればどんどんやろう!って気になる。
しかし、怒られてばかりいるとどんどん心が離れていくものだ。
しかし、世の中には怒られても奮起させられることができる人がいる。
その違いは、その言葉の裏にどんな気持ちがあるかだ。
臆面もなく言えばそれは、その人に対する愛であろう。
マザー・テレサは言った。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」
無関心ほど人のやる気を削ぐものはない。
連絡した。返答がない。
報告した。対処がない。
勝利した。讃えがない。
悪いことをした。叱られない。
人は人の関係、つまり縁によって成り立っている。
故に、今日も褒めるところを探しながら人と付き合っていこう。