私は、そんなに電気グルーヴが好きというわけではない。
そして、そのユニットが作り出す音楽が好きなわけでもない。
私が、ピエール瀧という人間を気になりだしたのは、TBSラジオのキラキラという番組のパーソナリティにピエール瀧さんがいたからだ。
当時、メインパーソナリティが小島慶子で、歯に衣着せぬ物言いで人気を博した。
しかし、TBSラジオのお偉方の万人に受ける番組を作れという意向に対し、小島慶子が難色を示したため、番組終了。そのあと、赤江珠緒がメインパーソナリティの「たまむすび」という番組が始まり、一気に冷めてほかのラジオを聞いていた。しかし、金曜ジャンクバナナムーンゴールドだけはTBSで聞いていた私。
ある日、日村が、新撰組オブザデッドという映画で主演を果たすことになった。その名もクズ山ゲス太郎という主人公で。
その番宣として出たのが、木曜たまむすびのピエール瀧がいた。
今でこそ「珠ちゃん」なんて書き方をするが、
へー。そういえばそんな番組やってたね。くらい。
日村に対して、ピエール瀧さんは、
「こんな妖怪いるよね?ぬっぺほふ?」
なんて、あらたなあだ名をつけたり。
たまちゃんは、当時、フジテレビ山崎アナがお気に入りだった日村がパンティの数が少ないという山崎アナに、パンティをプレゼントした事を聞いて、赤江珠緒が
「わたしにも買ってください」
って言ったりしてたのを聞いて、たまむすびも聞くようになった。
そんな珠ちゃんの横にいたピエール瀧さんは、切り口も返し口も本当に達者ですごいなぁと感心していた。
いつしか、ピエール瀧という人間のファンになっていた。
そのピエール瀧さんが、3/13の早朝、名前の後に容疑者と付くようになってしまった。
私はこの件によって、声が聞けなくなる悲しさと薬物の拡大の怒りを禁じ得なかった。
瀧さん!なにやってんだよ!電気グルーヴ30周年ライブどうすんだよ!ウルトラの瀧!
奥さんと娘さんどうすんだよ!
とか言いたいことは山ほどあるようで、山ほどはない。
ただ、心情としては、
瀧さん自身は憎みません。
憎むなら、コカインを簡単に吸う環境を拡大してしまった時代の流れと、瀧さんの内面の悪の強さですかね。
これから、きっと大変な苦労をされるだろうが、早くカムバックして欲しい!