昔、伊集院光さんがラジオで言ってた気がする。
こんな事で最先端技術が止まるということ。
うろ覚え過ぎてなんだか嘘かもしれない話だが、
もうすでに木は人工的に作れるだったかで、ぶっちゃけ木を切らなくてもその人工木で家が建てられるから伐採しなくていい技術がある。
が、しかし、
林業の人が仕事がなくなるからそれは公表できないとかなんとか。ああ、こんなことで最先端技術って止まるんだなぁって、思ったという話。
もう10年以上前の話だ。
以下は、ごく最近ラジオにて京都大学の噴火の第一人者と言われる教授が話してたことだ。
もしかしたら、人によってはちょっと不快というか不安になるかもしれない内容なわけだが、、
最近トンガの火山が大噴火を起こして、所によっては15Mの高さの津波が押し寄せたことがわかってきているし、火山灰などで被害が出てることはご存知だろう。南半球ではもしかすると平均気温が下がる可能性があるらしいくらいの影響が出ている。
あのトンガの海底の地形とほぼ一緒なのが実は日本の海底だ。
日本にも活火山は、200以上あるといわれている。
その中でも最もエネルギーを蓄えているのは、もちろん日本一の高さを誇る富士山である。
もう300年は噴火していないからだ。
マグマは溜まりに溜まり、そこで東日本大震災が起きた。
炭酸飲料を想像してほしい。
蓋をしめてある炭酸をよく振り、蓋を開けると勢いよく炭酸飲料が噴き出て来る。
実はこれが噴火のメカニズムなのだ。
東日本大震災によりマグマは地球ごと揺さぶられたわけだ。
そして、その地震の際に、よく今も噴火しなくて済んでいるなぁ、というくらいの岩盤割れ(炭酸飲料の蓋にヒビ)が起きたというのだ。
もはや、噴火は時間の問題という状況らしい。
今叫ばれている30年以内に70%以上の確率で起こると言われている南海トラフ地震。
ここでMCの人が聞く。
「南海トラフが起きたら、富士山が噴火する確率はどれくらいですか?」
すると教授は
「100%です。しかも、パスはありません。」と。
つまり、南海トラフが来たら数日後に必ず富士山は噴火しますと。しかも、パスはなく必ず起こると。
だいぶ不安な話です。
まだ前段階の話なのでかいつまんで話すと
マグマで人がほぼ死ぬ事はない。遅いので。逃げればいい。
問題は、噴石、火砕流に当たって命を落とす可能性がある。
あと、一番厄介なのは、火山灰だと。
皆さん火山灰って燃えカスとかじゃないんです。
あれ、窓ガラスを粉粉に砕いてサラサラにした状態と同じガラスなんです。
なので、車のガラスに灰が積もったといってワイパー動かすとすぐすりガラスになってしまいます。
また、気管支炎にもなります。目も擦ってはいけません。ガラスなので!
富士山が大噴火すると大きな経済損失になります。
電気、ガス、水道すべてストップします。
ただ、噴火すると言っても大噴火かどうかはわかっていませんので、規模によると思います。
さぁーて、不安になってきましたね。
その教授は2030年から40年の間に南海トラフは起こると言ってます。
私が、なるほどって思ったのは次の事柄でした。
教授
「今まで、何回か富士山などの火山が噴火をして平均温度を下げてくれたわけです。
でも、全然最近噴火しなくなった。だから平均気温が下がらずにみんな温暖化してきていると言ってるわけです。
そして、今一生懸命、脱炭素ってやってる。
でも、富士山がもし大噴火したら、おそらくかなり平均気温が下がって脱炭素とか言ってられなくなりますよ。だから、色んな状況を長いスパンで考えないとダメなんですよ。」
と。
これには、鱗が落ちまくりでした。
なるほど、今温暖化を食い止めようと努力しているけど、温暖化の原因の一つは、噴火の少なさなのか。。
と、もしかすると、富士山が噴火した場合、世界の意識は方向転換を余儀なくされるかもしれないのだ。
たしかにトンガの大噴火でもしかすると南半球で平均気温が下がる可能性が出てきていることを考えると納得できる。
地球もそうやってバランスを取っているんだなぁ。と。
そんなことを思ったラジオでした。