最近謎の脇腹痛に悩まされていた。
なにをするにも痛くて、これは重病説か!?などと一人不安がりながら、原因を探っていくと一つだけ当てはまる事柄が思い浮かんだ。
うちは仕事柄、小さいプレハブの倉庫が車庫の裏にあって2階の自室のベランダの下をギリギリにプレハブの屋根が滑り入っているような感じ。
なので、ベランダでモノを干したりすると、飛ばされてしまった場合、高い確率でプレハブの屋根の上に着地する。
この前の台風一過の際、晴れたので布団を干した。
すると、気づいた時には風によってベランダからプレハブの屋根の上に布団が飛ばされていた。
あちゃあ。と思いつつ、どうしたものかと考えた。
いつもなら冷静に、下から梯子か何かでプレハブの屋根に登るのだが、その日は何故かベランダから降りて洗濯モノを取りに行った。
うちの娘が軽々とベランダから降りて、また、ベランダの手すりに手をかけて登ってきたという前例があるのだ。
その技を見た時、父(私)も小学生とかにやってた。とか思いつつ、やめておけば良かったものを、とうの昔に腐った杵柄を振りかざしたのだ。
結果、父は降りたはいいが、娘のようには登れなくなってしまった。
そして、屋根から下を見た。
結構な高さだ。
するとどうなるか、誰にも声をかけずに降りた私は、そこで冷静になった。
否
ならざるを得なかった。
その結果、次の瞬間出た言葉は
「どうしよう。」
そう、全然冷静ではない。
下手をすると家族に気づかれるまでの数時間、道を通る人から空き巣を思わせるような場所に待機せざるを得ない状況になりそうだった。
プレハブは案外簡易的に作られているので屋根の真ん中を歩くと「ミシミシ」と不安な音を立てる。
自然と一番強度があるであろう、端を歩くことになる。
その四角いプレハブの4辺を歩いて元の位置に戻った私は、腹を決めてさらに呟いた。
「どうしよう」
そうなのだ。まったく頭が回ってないのだ。
幸いにもプレハブの横に塀が立っていたので降りることはできそうだ。
誰にも気づかれず白骨化するのは嫌なので、塀から降りることにした。
が、意外とこれも高低差があり、腕の筋肉をフル活用しながら降りてことなきを得た。
その4日後くらいから脇腹が痛みだしたので、普段使わない筋肉を使ったからだなと実感した。と解決した。
ところがである。
今日朝起きて治ってきた痛みがぶり返した。
あれ?
またぶり返す?寝ている間に、またプレハブの屋根に降りたかな?
とか考えていると、どうやらこの事件とは全く関係のない暑さの寝苦しさから寝返りで仰向けから、ずっと横になってた際にベットの硬いところに脇腹が当たっていたということに気付いてしまったのだ。
まあ、痛み出すきっかけにはなっているだろう。
そんなメモな話。