今年の3月くらい。
うちの奥さんが「PTAやる」と言い出した。
私は、あーあ。という感じだ。
うちの奥さんはPTAで痛い思いを何度かしている。
多分4回目くらいじゃないか?
俗に、仏の顔も3度までとか、3度目の正直とか、2度あることは3度あるとかあるけど、4度はやりすぎでしょ。
4は震度だったらまあまあですよ。そこそこ小物が倒れますよ。
喉元過ぎればとかあるけど、喉元ではなく、度が過ぎてる。
やることが面倒くさいとかじゃない。
人間関係なんですよ。大変なのが。
結局、いろんな価値観が集まれば、衝突しますよ。
家のことはおざなりにもなる。
そんな経験からか、私は返す刀で言ってやりました。
「やるなら覚悟して徹底的にやれ!」
って。
なんでだろう。やめとけばって言えない自分。
とはいえ、やはりまた同じ轍を4度踏んでます。
結局、文句と愚痴。
PTAに権力があると履き違える輩も多い。
だから、発言が上からになる。
すると、誰もやりたがらなくなる。
この方程式で成り立っているので、いつも役員決めが進まないらしい。
で、やっすい正義感を振りかざすために手を挙げてしまうらしい。
でも、人間社会だもの。
PTAは社会の縮図だ。
家にいる専業主婦(厳密にはそうじゃないけど)には、この人間関係のやりとりが大きな経験となるのだ。
権力の魔性を打ち破るのは、いつも勇気なのだ。
昔から勇気は「言う気」なんてことを言う。
人に伝える能力、人に協力してもらう能力、それらを発揮するための発言力などを養えるのだ。
PTAは大人の権力の場ではない、
子供のためにあるのだ。
なんのためを忘れずにPTAはあるべきかを忘れないでもらいたい。