皆さんはご存知だろうか。
カントン包茎なるものを。
あの見るからに苦しそうな状態になるアレである。
アレがアレになるアレである。
息子に部屋を与えた。中二である。
今までは家族四人一部屋で寝ていた。
そこをリノベーションをして、2つの部屋を作った。
娘は小6である。
どちらにしても、健全な男子なら、少なからずそういう体験をしなくてはならない。
さすがに思春期の子供が同じ部屋はまずい。
だから、部屋を作り、いつかその中で男の健全な作業をするのではないかと。
そしたら、とある水曜から急に息子が深夜、痛くて眠れないと唸りだした。
しかし、当初私は何をしたのかわからなかった。
たしかに喋りたくないであろう。
そして、どうやらアレの皮を剥いたらしいとの疑惑が。
そうなると、痛いのはまあ、仕方ないだろうが、尋常じゃない痛さだそうな。
私の場合は、自然にだったので、痛さもさほどなかった。
彼のその痛さから察するに、やばい可能性があったので、まずは町医者の泌尿器科に。
案の定カントンであった。早すぎたのだ。
しかし、時期は悪すぎた。否、少し遅めだった。
完全に膨れ上がり、なかなか皮が戻せない。
泣き叫ぶ息子。
そこで、紹介状を書いてもらい、大きな病院で麻酔をかけて戻すことに。どんどん大掛かりになっていく。
大病院にて診察、担当医は、思いもかけず麻酔なし一回目の処置を行う。泣きわめく息子とムスコ。
これは、麻酔のお時間だ。とばかりに提案する医師に対し、急な展開についていけないムスコと息子。
腹が決まらない。注射が怖いのだ。
ここからはご想像してもらいたい。
泣き言を言いながら、注射する腹が決まらない息子。
涙が出るので、病院のティッシュを使いまくる息子。
しかも、処置をしてからそのままだから、下半身丸出し。
つまり、
ティッシュの海に下半身丸出しで看護士二人から励ましの言葉をかけられ30分。
これが笑いの地獄絵図と言わずになんというのか。
そして、腹がようやく決まり、麻酔を打ち終え、いざ!
泣きわめく息子!
そして、皮が戻ったのである。
皮が戻ったその瞬間、そこにいた看護士二人、担当医一人と私の四人から、そこそこの歓声が湧いた。
今は何事もなく、過ごしている。
しかし、考えてみると突っ込みたくなるとこは山ほどあるが、
5月にリノベーションして、6月にカントンとかw
お前の成長スケジュール感はどうなってるんだ!
まずは、自慰行為でもしてからだろ!
早すぎ!